創業融資とは

創業融資とは主に日本政策金融公庫から創業時に資金を融資してもらうことを言います。

一般の金融機関を想像する人もいるかもしれないですが、皆さんのお家の近所にある銀行に相談に行っても門前払いされるか相手にもされない可能性が非常に高いです。

なぜかというと、一般の金融機関は商売としてお金を貸しているからです！

商売としてお金を貸しているということは、経営状態のいい会社で確実に貸したお金を返してくれる会社に融資をしたいのです。

なので、創業したばかりで、実績のない所にはお金を貸してくれません。
（制度融資を利用した信用保証協会付の場合は別です）

それとは対照的に、日本政策金融公庫は政府系金融機関であり、これから起業しようとしている人や会社をバックアップして沢山の雇用を生み出そうと考えている金融機関です。

その為、実績は無くとも起業して成果を挙げそうな人に積極的に融資をしてくれます。

創業融資には借りやすい時期とそうではない時期があります！

借りやすいのはズバリ、創業時です！

創業融資なので当たり前ですがこれには理由があります

理由は、実績がないからです。

実績がないということは、将来性と今までの経験でしか判断ができないということになります。

日本政策金融公庫の新創業融資制度は2期決算を迎えてない方が対象です。

決算書が出来ているということは、結果が出てしまっているとも言えます。

必ずしも決算書があるから不利になるとまでは言えませんが、融資を考えているならば確実に創業時をおススメします。

創業融資を受けるためには自己資金がある程度必要になります。

融資に申し込む為に必要なのは、融資金額の10分の1以上です。

例えば、500万円の融資を申し込もうとすると50万円の自己資金が必要になるということです！

しかし、実際には自己資金の3倍～4倍ほどの融資金額しか下りないと言われています。

自己資金とは起業時のやる気として受け止められるという側面があるからです。

本気の人はコツコツと貯金してから事業を開始するよね？と公庫側は考えます。

その為、自己資金は出来るだけ多い方が融資に通りやすくなります。

例えば現金500万円を持っていたとしたら、それは自己資金と認められるでしょうか？

答えはNO！です。

自己資金と認められるためには、通帳に入っているお金で、尚且つ、コツコツと貯めたお金であることが必要です。（例外はあります）

公庫はお金の流れが不透明な資金は見せ金ではないかと疑います。

その場しのぎのお金は見破られるので絶対にやめましょう！

見せ金だと判断されると融資審査に落ちるだけではなく、その記録が残りますのでご注意を！

今まで、飲食業に携わっていた人が「IT系の会社を起業したいんだ！」だから融資が必要なんだ！

これはかなり厳しいと言わざるを得ません。

明確なラインがあるわけではありませんが、日本政策金融公庫は6年の経験を一つのラインにして融資審査の判断材料にしていると言われています！

公庫は、未経験者より、しっかりと経験を積んでいる人の方が事業を成功させやすいという指標を持っているのです。

基本的に、法人でも個人でも融資の可能性に影響することはありません！

いずれの場合でも、代表者のスペックで判断されます。

無理に法人を設立してから融資の申し込みをした方がいいということはありません。