創業融資コラム記事一覧

起業された方の中には、「万一、事業が上手くいかずに、お金に不安を覚えたら借りよう」と考えられている方がいらっしゃいます。しかしながら、この考え方は危険です。金融機関は、信用を第一に考えます。今、事業が上手くいっていない人が、これから上手くいくとは考えません。(特別な事情がある場合などは別として)ましてや、事業が上手くいっていない人に金融機関が融資するでしょうか?答えはNO!です。例えば、起業後1年...

2024年4月1日より、日本政策金融公庫の自己資金の要件が無くなりました。以前までは、自己資金が申込金額の10分の1以上ないと申込が出来ませんでしたが、その要件が緩和された形になります。では、本当に自己資金が全くなくても、融資してもらえるのでしょうか?答えはNGです。(創業者には様々なパターンがありますので、必ずしもNGとは言えませんが、かなりの高確率でNGと考えましょう)今回の、要件緩和はあくま...

創業融資を申し込む上で、重要な点は幾つかありますが、その中でも、「自己資金」と「経験」は特に重要視されます。自己資金は他項で説明します。経験はどれくらいあれば良いのでしょうか?一般的に、6年以上の当該業種の経験があれば最良だと言われています。ラーメン屋を開きたいのであれば、ラーメン屋の経験、WEBデザイナーとして開業するならばWEBデザイナーの経験が必要になるのです。では、この経験は正社員の経験で...

融資を申し込む最適なタイミングはいつでしょうか?もちろん、事業が軌道に乗り始めてから、新たに設備投資を行うために融資を受ける事は最適なタイミングと言えるでしょう。しかしながら、それは、既に事業が上手くいっていることが前提です。(決算書が何期分かある事業者)多くの事業者は少なからず資金繰りに窮します。特に、創業から間もない事業者程、当初の計画通りに行かないことが多いでしょう。では、創業後に上手くいっ...

創業融資の重要な審査基準の一つに「自己資金」があります。この自己資金はどのようなお金でもいいのでしょうか?例えば、現金を一気に通帳に入れて公庫に持っていけばいいのでしょうか?答えはNGです。自己資金とは会社員時代に毎月コツコツと貯金したお金や、親から贈与を受けたお金などが公庫からの評価が高いです。仮に、友人に300万円を借りてきて、一時的に通帳に入れて、自己資金とした場合、ほぼ100%「見せ金」と...